死刑肯定論 (ちくま新書) [ 森炎 ]

   

ちくま新書 森炎 筑摩書房シケイ コウテイ ロン モリ,ホノオ 発行年月:2015年01月06日 ページ数:234p サイズ:新書 ISBN:9784480068132 森炎(モリホノオ) 1959年東京都生まれ。

東京大学法学部卒。

東京地裁、大阪地裁などの裁判官を経て、現在、弁護士(東京弁護士会)。

裁判官時代には、官民交流で最高裁から民間企業に派遣され、三井住友海上火災保険(株)に一年間出向勤務した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 市民が死刑判断をする意味/死刑の二律背反/死刑論の時代的限界/死刑の全根拠/冤罪問題で死刑を廃止するか/死の権力の全貌/被害者の復讐感情は野蛮か/人数基準に意味はあるか/悪性は根拠になるか/死刑を求める「安全な社会」〔ほか〕 死刑論と言えば、これまで存廃論議に終始していた。

存置にしろ廃止にしろ、正義論を根拠に語ると、結局は優劣を比較したり、感情論に終始したりするなど、相対的なものでしかなかった。

従来強調される「人的道な見知」「犯罪の抑止効果の有無」「誤判の可能性」…には、大きな錯誤があるのだ。

本書は、これまでの議論や主張をコンパクトに整理。

人はなぜ死刑を求めるのか、あらたな視点で死刑の究極的論拠をさぐり、罪と罰の本質をえぐりだす。

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