生を肯定する いのちの弁別にあらがうために [ 小松美彦 ]

   

いのちの弁別にあらがうために 小松美彦 青土社セイ オ コウテイスル コマツ,ヨシヒコ 発行年月:2013年08月22日 ページ数:319p サイズ:単行本 ISBN:9784791767236 小松美彦(コマツヨシヒコ) 1955年、東京都生まれ。

東京大学大学院理学系研究科・科学史科学基礎論博士課程単位取得退学。

玉川大学助教授、東京海洋大学大学院教授などを経て、2013年より武蔵野大学教養教育部会教授。

専攻は、科学史・科学論、生命倫理学。

人間の生と死をめぐる問題を主に歴史的な視座から研究し、特に脳死・臓器移植や安楽死・尊厳死の問題に対しては積極的に取り組み、発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 生命倫理を超えてー『生権力の歴史』をめぐる対話(×香川知晶)/第2章 尊厳死法における生権力の作動ー呼吸か「いのち」か(×市野川容孝)/第3章 尊厳死をめぐる闘争ー医療危機の時代に(×荒川迪生)/第4章 「人間の尊厳」は解体すべき概念かー動物・理性・霊魂(×金森修)/第5章 生権力・生政治を超克するためにー命の弁別問題から医療・福祉制度批判まで(×小泉義之)/第6章 脳はいかなる存在かーDBS・認知機能・植物状態・脳死状態(×片山容一) 私たちの「生」はいまどのような問題にさらされているのか。

脳死・尊厳死の問題点を一貫して指摘しつづけてきた著者が問う、生命倫理学、西洋思想史、医療・福祉制度など。

さまざまな視点から研究者・医師と「いのち」について討議する。

『生権力の歴史』の入門的対話集。

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